資金計画のプロフェッショナルから今月の一言
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■ 住宅購入の前に、まず保険の見直しを!! 【2012年11月号】
前回、前々回と、2回にわたって保険選びのポイントについて
アドバイスさせていただきましたが、
今回も引き続き、保険選びについてお話ししましょう。
前回は、ご主人様の保険のお話でしたが、
今回は奥様が専業主婦の場合の保険、
そして、お子様の保険についてお伝えします。
以前もお伝えしたように、そもそも保険とは
【経済的な打撃を回復する為の制度】です。
ですから、もともと収入がない専業主婦の奥様が亡くなってしまったとしても、
経済的な打撃はないため、死亡保障のついている保険は必要ありません。
しかし、病気などで入院された場合には、現在の家計の出費にプラスして、
入院費用という経済的打撃が起こります。
そのため、専業主婦の奥様は医療保険のみを掛けることをおすすめします。
また、多くの外資系の保険会社が日本に参入したことにより、
近年日本でも浸透しているがん保険に関しても、
必ず見直す必要があります。ポイントは、
【がんの進行状況により、どの段階から保障されるか? 】ということです。
通常、日本人の初期がんは、「上皮内がん」を意味するため、
上皮内がんから給付対象のものを選択しておく必要があります。
さて、今度はお子様の保険についてです。
まず、子供保険に関して知っていただきたいことは、
子供保険の【目的】です。お子様は何の為に保険に加入するのか…
その目的を、しっかりと認識していただきたいのです。
お子様の保険の目的は、以下の2つです。
□ 親の「万が一」の保障としての保険
□ 貯蓄としての保険
子供保険は、子供という名称はついていますが、
契約者である親の「万が一」を保障しており、
保険の内容は、主に契約者である親に何かあった場合、
それ以降の保険料を支払うことなく給付金や満期金を受けることで、
無事に教育を受けさせることができるという内容になっています。
つまり、子供保険は親の死亡を保障しているのです。
しかし、このような保険内容は、親の保険でまかなわれていることが多く、
子供保険と親の保険が重複している可能性があります。
しかも、子供保険は保険料が高額ですので、見直しが必要です。
また、2つめの目的である【貯蓄としての保険】ですが、
これは学資保険などのことです。
学資保険とは、一般的に貯蓄と考えられがちですが、
保険料に対し総支払い金額の方が少ないケースがあります。
保険料と総支払額の差を確認することが大切です。
それでは、また次回お会いしましょう。
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