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【2013年6月号】

資金計画のプロフェッショナルから今月の一言

 

住宅ローンのスペシャリスト『資金計画アドバイザー』が、マイホーム購入のために大切な「お金」について毎月情報配信しています。 

 

■ 住宅関連情報のウソ・ホント徹底解説! 【2013年6月号】

 

長期金利が上昇傾向にあり、それに連動してそろそろ本格的に金利の上昇が見込まれてきました。

現在、住宅購入を検討している方は、住宅ローンの種類・期間など様々な不安を抱えているのではないでしょうか。

先月号でもお話させて頂きましたが、住宅購入の買い時を見極めるのは、不十分な知識では非常に危険です。

そこで、今回は様々な情報が行き交う住宅情報に対して、プロの視点から解りやすく解説させて頂きます。

 

■住宅は増税前に買わないと損!・・・×      
             
住宅を焦って買うことは絶対にダメです。じっくり見極めて!
 
『増税前に住宅購入を!』というキャッチがあちらこちらで聞こえていますが、増税分を節約しようと思い、
焦って安易な物件を掴む方がハイリスクです。そもそも新築住宅の場合、消費税は建物にのみかかります。総額4,000万円の物件(土地・建物2,000万円づつとする)なら3%の増税分は60万円と総額の
わずか1.5%にすぎません。
 
また、住宅購入をする際、ほとんどの方は住宅ローンを利用するかと思いますが、現在、増税後の
需要増減を抑える為に国の政策もなされており、住宅ローン減税の拡充が決定している他、
現金取得者においても、給付金処置がなされる方向で検討されています。
 
結論から言うと、増税後に必ずしも住宅購入費用が大幅に上がるとも限らないということです。
住宅購入者においては、消費税よりも金利の上昇の方が注意が必要です。
いずれにしても、近い未来に住宅購入を検討しているのであれば、自身の支払捻出を踏まえた上で、
プロに相談する時期としてはまさに「今」と言えるでしょう。
 
■ローン返済期間は短い方がいい!・・・×
 
できるだけ最長で組んで資金を手元に残した方が安心です。
 
ローンを組んだ時に『早く返済したい』と思うのは、人間の心理として自然なことです。
とはいえ、期間を切り詰めれば、毎月の支払額は大きくなります。そこで無理をすると、
結果として本末転倒の事態を招くこともあります。
 
適切な返済期間は、住宅ローンの種類、ローンを組む人の属性によって異なります。
例えば、長期固定住宅ローンを組む場合は、無理をして返済期間を切り詰める必要は全くありません。
最長期間のローンを組み手元に資金を残しておき、どんな不測の事態にも対応できる
余力を残しておくことができますよ。
 
■これから家を建てるなら住宅性能は重要?・・・
 
認定住宅で建てれば様々な国の補助金制度や、将来の資産価値に差が出ます。
 
現在、認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)の場合は、減税などの優遇や、様々な補助金制度が
設けられております。長期固定住宅ローンの【フラット】35Sにおいては、金利が一定期間引下げになります。 ※フラット35SはH26年3月で受付終了予定
 
認定住宅は、一般住宅と比べて、初期費用がかかるということから懸念されることもありますが、
初期費用を抑えて住宅を建て、10年~20年で多額のメンテナンス費用が必要になることを考えると、
認定住宅にしておくことで、結果的にコストが抑えられることもあります。
また、将来的には家を資産運営したいと考えた時にも選択の幅が広がってくるなどのメリットがあります。

 

今回は沢山ある情報から、ほんの一部を解説して参りましたが、上記解説も含め住宅関連の情報は、
あくまでも一般的な目安で表現されていることが多くなります。
 
住宅購入時期やローン返済期間、世帯形態は各家庭によって異なります。
家づくりは、自分の夢が一つ叶う、とてもステキな体験はずです。
その為、様々な情報の中でも、あなたの家計条件を踏まえた上で的確な
アドバイスをしてもらえるプロの意見を、必ず聞いてみて下さいね。
 
シンコー住研では、住宅購入に関する様々なご相談を定期的に受け付けています。
今回の内容をもっと掘り下げてお話することもできますので、
是非、お気軽にご相談下さい!
 

                              

   

 

 

 

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