資金計画のプロフェッショナルから今月の一言
住宅ローンのスペシャリスト『資金計画アドバイザー』が、マイホーム購入のために大切な「お金」について毎月情報配信しています。
■ 物価上昇・増税前・ローン減税・・・あなたの住宅の買い時は? 【2013年5月号】
住宅購入をご検討している皆様におかれましては、GWに住宅展示場や相談フェアーなどに
足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。
今、この通信を読まれている方の中には、『今が住宅の買い時!とよく聞くけれど、本当に買い時なの?』と
悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住宅の購入をする際の費用には、その時の物価・税制・金利が大きく関わってきます。
今回はそれらのポイントについてお伝えいたします。
【物価】
物件は、需要と供給の関係によって決まります。消費税増税による駆け込み需要と、不動産投資をする方が増えていることにより、本年になってから様々な物価価格の相場が堅調に上昇しています。
物価が上昇するということは、住宅建築に必要となる建材や土地価格の上昇にも繋がります。そうすると、
住宅の価格自体も高くなってしまうため、このまま投資家や富裕層が土地を購入する動きが更に強まった
場合、土地価格が益々つり上がってしまう可能性があります。
【税制関係】
消費税
現行でいけば、2014年4月から8%、2015年10月から10%に増税を予定しています。
なお、住宅の購入時に消費税が掛かるのは建物だけで、土地には掛かりません。例えば、戸建て住宅の
価格3500万円(土地2000万円、建物1500万円)の場合、消費税増税の影響は45万円(1500万円×3%)の負担増ということです。
住宅ローン減税
2014年4月以降に入居した場合、住宅ローン減税(10年間の最大控除額)が現行の200万円から400万円に拡充されます。さらに認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)に該当すれば、現行の300万円から500万円に拡充されます。
さらに、所得税の控除だけで減税枠一杯にならない世帯においては、住民税からの控除(上限136,500円)、それでも足りない場合は現金での給付が予定されており、中低所得者にもローン減税の恩恵がしっかりと受けられる仕組みになっています。
【金利動向】
一般的に住宅ローンの金額は高額で、返済は長期間になるため、ほんの少しの金利の違いでも、
総返済額は数百万円も増減してしまいます。
たとえば、住宅ローンを3000万円組む場合(返済期間35年、元利均等返済)、固定金利2%の総返済額は 約4174万円ですが、2.2%では約4305万円となり、金利が0.2%違うだけで総返済額が131万円も
差が出ています。このように、消費税アップよりも金利上昇のほうが家計に与えるインパクトは
大きいといえます。
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このように、様々な要素が影響してくる住宅購入にとって、今は住宅の”買い時”を見極めることは
難しい状況です。今が買い時か否かは、各家庭によって異なってきますので、目先の損益だけではなく
先々の生活を豊かにするためには、これらの項目に関する正しい知識、そして資金計画がとても重要になります。
正しい知識のもと、あなたにピッタリの提案を致しますので
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