資金計画のプロフェッショナルから今月の一言
住宅ローンのスペシャリスト『資金計画アドバイザー』が、マイホーム購入のために大切な「お金」について毎月情報配信しています。
■ 「貯蓄」の差は、「考え方」の差で決まる 【2012年8月号】
前回は、住宅ローンに対する考え方をお話しましたね。
今回は、誰もが気になる
「貯蓄に対する考え方」についてお話いたします。
貯蓄…
今これを読んでいるあなたは、どのように考えていますか?
「思ったようになかなか貯まらない…」
「貯蓄をしようと思うと、色々切り詰めなきゃいけないから大変…」
こう思っている方が多いのではないでしょうか?
私もこれまで、多くの方から
「思うように貯蓄ができないけど、どうしたらいいの? 」
という相談を受けてきました。
そんな方たちに、いつも私は「考え方」だけをお伝えしています。
実は、「考え方」さえ分かってしまえば、貯蓄は意外と簡単に、
ストレスなくできてしまうものだからです。
まずは、貯蓄ができない人の考え方です。
■ 収入-支出=貯蓄
この式を要約すると・・・・
「収入から生活費や交際費などの必要経費を差し引いて、残りが貯蓄」
ということになります。
「お給料日前に口座にお金が残っていれば、それが貯蓄。
残っていなければその月は貯蓄無し…。」
このような生活をしている人を多く見受けますが、
この方法で貯蓄が出来ている人を見たことがありません。
もしかすると、身に覚えがある方もいるかもしれませんね。
では、お金が貯まる考え方とはどんなものでしょうか?
とってもシンプルですから、覚えてくださいね。
■ 収入-貯蓄=支出
「収入から然るべき貯蓄を差し引いて、残ったお金は全部使う」
この考え方に、今すぐシフトチェンジしてください。
この考え方のポイントは、「全部使う」というところです。
人は、お金のストレスはお金でしか解決できません。
ですから、一生懸命に節約してストレスを感じながら3 ヶ月間貯蓄をしても、
4 ヶ月目に限界がきて、貯蓄した以上のお金を使ってしまう…
こういう人が結構多いのです。
例え同じ金額でも、「このお金だけで生活しなくちゃいけない…」と考えるのと、
「このお金は全部使っていい」と考えるのとでは、
脳で感じる満足度は全く違ってきます。
だからこそ、「全部使って良い! 」という考え方を頭に叩き込んで欲しいのです。
そして、ここで重要となるのは「正しい貯蓄額(貯蓄率)」です。
老後も含めた人生の帳尻を合せようと思えば、
貯蓄は、年収の15%を目安にしてください。
まずは、年収の15% の貯蓄をするために、【収入-貯蓄=支出】
という考え方にシフトすることからはじめましょう。
きっとストレスフリーで、お金を貯めることが出来るようになりますよ。
それでは、今日はここまで…また次回お会いしましょう。
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