資金計画のプロフェッショナルから今月の一言
住宅ローンのスペシャリスト『資金計画アドバイザー』が、マイホーム購入のために大切な「お金」について毎月情報配信しています。
■住宅ローンを「いくら払えるか」で判断することは最も危険!! 【2012年7月号】
住宅購入を検討し始めた皆様が住宅ローンについて考えたとき、
まず始めに頭に思い浮かべるのが、
「月々いくらの支払いにするのか? 」もしくは
「実際に月々いくらまでなら支払えるのか? 」ということではないでしょうか?
そう考え始めて、「住宅ローンの支払いは月々10万円までだから、
その中で住宅を検討しよう! 」と、月々の返済金額ありきで、
人生最大の買い物(=住宅)を決断しようとされます。
ただ、ちょっと待ってください! 実はその考え方、ローン地獄への第一歩です。
なぜなら、「月々いくら返済できるか? 」という考え方には、
「金利」の概念が全く反映されていないからです。
実は、金利が上がれば月々の返済額を下げなければなりませんし、
金利が下がれば、逆にワンランク上の物件を検討できるかもしれないのです。
つまり、金利が上がった場合には、頭金等を積んだり、
借入額そのものを下げるなどの調整が必要となってしまい、
それでは理想的な住宅を諦めなければならない
原因にもなってしまうかもしれないのです。
では、どのように考えれば良いのでしょうか?
答えは、以前にもお伝えした【年返済率】という考え方です。
年返済率とは、年収から見た住宅ローンの返済割合のことです。
具体的には、以下のとおりです。
□ 年収500万円未満の方は、25~30%以内
□ 年収500万円以上の方は、35%以内
このラインを超えることなく住宅ローンを組めば、
お子様2人~3人までであれば、
一般レベルの教育資金にも影響することがありません。
ただ、この返済額で検討したにも関わらず、
「そんなに支払えない…」という場合には、
住宅ローンの返済金額に問題があるのではなく、
家計そのものに問題があると言えます。
この点についても、以前お伝えしていますね。
① 浪費傾向にある
② 車の購入方法が間違っている
③ 生命保険に加入しすぎている
きっと、この3 つのいずれかに該当するはずです。
もしそうならば、まずは家計の見直しから始めなくてはなりません。
「生命保険を見直しただけで、5万円も支出が浮いた! 」
なんていう話は、決して珍しいことではありません。
あなたのお宅の家計はいかがですか…?
残念ながら該当している…という方は、お気軽にご相談ください。
今すぐ、お問合せ・ご相談はこちらから!