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【2013年7月号】

資金計画のプロフェッショナルから今月の一言

 

住宅ローンのスペシャリスト『資金計画アドバイザー』が、マイホーム購入のために大切な「お金」について毎月情報配信しています。 

 

■ 消費増税 住宅購入に現金給付! 【2013年7月号】

 連月に渡り金利上昇のニュースを受け、住宅購入を予定されている皆様の中には、焦りを感じている方も                 いらっしゃるのではないでしょうか。

 
先日、政府・与党は、住宅購入者に対する消費増税後の負担軽減策として、現金給付制度の内容を発表致しました。          今回は、発表となった現金給付制度について、詳しくご紹介致します。
発表となりました現金給付制度には3つのポイントがあります。

 

   消費税8%に引き上げられる2014年4月~15年9月に、住宅ローンを利用して住宅を購入する
場合所得制限を設けて最大30万円の現金を給付する。
   消費税が10%に引き上げられる2015年10月~17年12月については、給付額を最大50万円
   に引き上げる。
①消費税8%(2014年4月~2015年9月の予定)
 
②消費税10%(2015年10月~2017年12月の予定)
年収
給付
 
年収
給付
425万円以下
 
 
30万円
 
450万円以下
 
 
50万円
425万円超
475万円
20万円
 
450万円超
525万円
40万円
475万円超
510万円
10万円
 
525万円超
600万円
30万円
 
 
 
 
 
600万円超
675万円
20万円
 
 
 
 
 
675万円越
775万円
10万円
    年齢が50歳以上の場合、年収650万円(消費税8%時は510万)以下を対象に、現金による
住宅購入でも給付する。

また、住宅ローン減税については、2014年以降も4年間延長した上で、144月以降の入居では、最大控除額を10年間で400万円に 引き上げると同時に、控除枠を使い切れない中所得者のために、住民税控除の上限も現行の97500円から136500円に4割引き 上げることが既に決まっています。

(※本制度は2月号で詳しく記載しております。ご興味のある方は、お問合せ下さい。)

 

すると、次に皆様が気になるのは、『住宅ローン減税の拡充策に今回発表となった現金給付を加えると、住宅購入者における     負担軽減額はどれくらいになるのか?』という点ですよね。そちらについては一つの例として、下記試算表をご参照下さい。

 

   【試算例】 年収400万で3000万円(うち建物1500万円)の家を購入
頭金なし、借入額3000万円 借入期間30年 金利2%
消費税率が8%、10%の時の負担増と負担軽減額(ローン減税+現金給付)試算とする

 

 

 
消費税
8%
10%
消費税負担増
本体(建物)
450,000
750,000
金利負担
148,784
247,973
諸費用
24,000
40,000
合計
622,784
1,037,973
負担軽減額
ローン減税(10年間)
300,000
300,000
現金給付
300,000
500,000
合計
600,000
800,000
消費税負担増-負担軽減額
22,784
237,973

 

 

この通り、現金給付が加わる効果は大きく、建物にかかる消費増税分だけみれば、8%時、10%時ともにカバーできます。
ただ、金利負担、諸費用にかかる増税分も含めたトータルでは、8%時で2万2784円、10%で23万7973円の負担増となります。
 
勿論、収入や購入する物件の価格、ローン借入額、金利など様々な条件で負担軽減額は変わってきますが、住宅購入者における
影響という部分では、消費増税よりもむしろ、焦点は金利の動向と言えるでしょう。仮に金利が1%上昇すれば、3000万円を借入期間30年で借りる場合、返済総額は400万円以上も増え、消費税引き上げより断然、大きな影響が出てしまいます。
 


また、アベノミクス政策である2%消費者物資数の上昇目標により、金利だけではなく、
今後あらゆる価格が上がることも予想されています。今であれば今号でご紹介した制度を含め
住宅購入者が利用できる制度が沢山ありますが、それらを『知っている』と『知らない』の
差だけで支払金額が大きく変わってしまうケースもあります。
 
まだまだ、低金利である今の時期に、住宅購入に関する正しい資金計画を身に付けましょう。
その為にも、是非、お早めにご相談下さいね。

 

   

 

 

 

 

 

                            

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